2007年06月02日

最近のオーディオは

1960〜1990年代にかけ、内外共にオーディオの開発にかけたメーカーは数多くありました。日本でいえばSONY,テクニクス、トリオ(現在のケンウッド)、デンオン(今のデノン)、コロンビアやビクター、YAMAHAなどなど技術を凌ぎあって機器の開発がされました。
 この頃、海外ではクラシック全盛期で、なんとか家庭であのホールの雰囲気を出しクラシックを聴こうと躍起になり、その為オーディオ機器の開発が行われました。
 海外ではマランツ、マッキントッシュ、クウォード、JBL、タンノイ、ガラードなどいまでも有名なメーカーが職人技で機器を作り上げていました。
 当時、日本製に比べ当然輸入品だったので高価で高級でした。手作りということもあって、(日本ではパートのおばちゃんが半田付けし組み立てていたのですが、、、)職人が作り上げた製品は繊細で真似のできないたいしたものでした。
 
 日本でもその違いに近づこうと、模倣を繰り返していたのですが、
 たとえばコンデンサひとつとっても違いがあり、その材質からして似て非なるもので構成されていたということで、真似をしたレプリカものはほとんどダメでした。

 さて、このように発展してきたオーディオも2000年にはがくっと衰退してしまいます。レコードがらCDへの転換によってオーディオは大きく変貌する事になったわけです。どれを聞いても特徴のない音作りが行われ、そこそこ良いけど、長くは聴いていられない、、、そんな製品が横行し、オーディオ業界はすいたいしていってしまいます。
 クラシックを聴いてみるとよく分かるのですが、雰囲気がまったくつたわらないシステムがおおいのです。
 ですからこの時代にオーディオに興味をもった人たちは大変不幸なのです。ほんとに良い物を知らない、また良い物を聴く機会もないということですのでほんとに哀しいことなのです。

 そんななか、細々とですが古き良き時代のアンティークオーディオで頑張っているお店やユーザーもおられるのです。大変マニアックな方がおおいのですが、ほんとに良いシステムでききますとそこには全く別の世界があるのです。
 そのような方に支えられてきたこのアンティークオーディオ業界もいよいよ終演を迎えるのではないかと囁かれております。

 ハイエンドオーディオと呼ばれる機器、たとえばヤマダ電機やヨドバシカメラでもちょっと際だったお値段で販売されている、高級オーディオというカテゴリーがあります。これがまた全然売れないのです。おそらく老舗のダイナミックオーディオなども近々手を引いていくものと考えます。
 高価で高級なものなのですが、音楽を聴く装置になっていないのです。高い割にはだめということです。

 それならアンティークはというと慢性的な品薄つまり、まともな機器はそう出回らないという事態になっています。いいものはないからアンティークには手を出さない、リスクが高いという風潮があるようです。

 このようなことで重畳が無くなりつつあるオーディオの世界ですので
 これからの若者が参入してくることは皆無となり、5年後には無くなることになるのでは考えています。
 今の若者はiPodで音楽を聴く、、、曲というよりデータという感覚、CDを所有するという意識がなく、配信されるデータを買う、、、しかもデータはコピーやり放題、、、これで良いのでしょうか。
 
 年初に2007年問題を取り上げ、「団塊世代」が企業から大量に退職することで発生する問題と新しいビジネスというところを考えましたが、オヤジが頑張ってオーディオの需要を作らない限りこの業界は終焉を迎えることになりそうです。
posted by sobarlang at 18:35| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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