2009年05月17日

現代音楽を聴いて

テッセラの春・第4回音楽祭に行ってきました。

http://oyaduo.exblog.jp/

プログラムは現代音楽ばかりですが、すこし感想を書いてみようと思います。

1.シャリーノ:「フェニキアのイメージ」
 リコーダの独奏なのですが、「えっ」、、、カルチャーショックでした。リコーダといえば小学校の頃授業に有りましたね。そしてなんとなくバロック音楽をイメージしますよね。軽やかな特徴有るトレモロなど印象的なのですが、、、
 しかし、全然違います。リコーダでこんな音が出るのかっ!という演奏です。
 小刻みに「たっ、たっ、たっ、、、、、」と音がして、その間に突如として吹く風のごとくしゅ〜〜わ〜〜、ひぇ〜〜と来て、でも同じリズムでたっ、たっ、、、と続いている。
 最初の曲から、ああやられた〜という感じでした。
 ううう、あまりにもこの世界を知らなすぎる。


2.ケージ:「トイ・ピアノのための組曲」
 ジョン・ケージといえばピアノの前で何も弾かずに終わる演奏など有名ですが、この曲はトイ・ピアノで演奏されます。トイ・ピアノって、そうです。小さい頃お家に有った方もいらっしゃるでしょう。
 2オクターブくらいの鍵盤で、一応弦をたたく音がする、、、
で、このトイ・ピアノでまじめに演奏するとこうなるのだなって、、、これは楽しい演奏でした。
 ピアニストの廻由美子さんが席に座りながら体を揺らしていたのが、印象的でした。見事に弾く大宅裕さんもすごい!

3.原田敬子作曲「零刻」
 演奏会には作曲をされた原田敬子さんがナビゲーターを努めていらしたのですが、この曲は琴とリコーダーのために書かれた曲です。
 琴といえば斬新なグループでKOTO VOLTEXなどは聴いたことがあるのですが、日本のお正月にはいやでも耳にする楽器ですよね。
しかし、琴は弦をはじいた瞬間「琴」であって、それを打ち破る作曲ってこういうことか、、、という演奏でありました。
 チョーキング、ボトルネックは勿論、たたく、はじく、こすると言ったテクニックを駆使し奏でられる琴は琴を超えた楽器に変身するのでありました。
 ここで登場したリコーダはでかい!バスーンみたいなリコーダが登場しともに奏でられたのでした。

4.原田敬子作曲:NACH BACH
 バッハの平均律グラヴィーア集第1巻の全24曲に密接に関係した小曲であるのだが、、といっても想像できないでしょう。旋律の音だけをピックアップしたり、並べ替えたり、長さを変えたりといろいろアレンジされているのですが、バッハの面影はあまり感じられない、作りになっていました。
 それぞれに作曲家や、建築家、アーティストへという副題が付いていますが、聴いていると思わず笑ったり驚いたり、、、結構楽しめるピアノ曲でした。ピアニストが声を発しながら弾く部分もあります。また、ピアノを鳴らすテクニックもすごく、ず〜〜と音が共鳴し続ける音など普段では味わえない音ではないでしょうか。

5.イザン:「ピアノ三重奏」
 韓国の作曲家イザンの作品で、ピアノトリオです。重々しい、重苦しい、時にはムンクの叫びな様な、なにをどう表現したのか理解がしがたい難曲です。ピアノのテクニックとしては、弦を直接手でたたいたり,はじいたりと本来のピアノの音を逸脱した楽章もあり、新鮮に聞こえるのかもしれません。

6.ウストヴォルスカヤ:「ピアノ・ソナタ第五番」
 ピアノといのはこうまでなるのか??という曲。フォルテの3倍な音量が目の前に迫ってくる、ピアニッシモの何倍もの静けさの中にそ〜〜と一つの弦が共鳴して消える、、、もうピアノという楽器の領域を超え、なにか音のでるマシンと化した状態で響きわたるのでした。

7.ベルグ:OP4より「ここに平和が」
 どこが平和的な曲なのか?というくらい暗い、重い曲。このあたりになるとかなり疲れも出てきているが、意外に綺麗な旋律も混じりなかなか面白い曲でした。


 以上、昨日のコンサートの感想でした。
posted by sobarlang at 18:34| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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